高度地区は、建物の高さを直接制限する都市計画上の指定である。用途地域や容積率だけでは読み切れない高さ制限を把握するために、開発前の調査で確認が欠かせない。
高度地区とは
高度地区とは、都市計画法に基づき、市街地の環境維持や土地利用増進のために建築物の高さの最高限度または最低限度を定める地域地区である。多くは最高限度を定める「最高高度地区」として運用され、用途地域に重ねて指定される。指定内容は自治体ごとに異なり、第一種・第二種といった区分や、斜線型の制限を併用する例もある。
仕組み・背景
高度地区は、日照や通風、街並みの連続性を守る目的で指定される。容積率を使い切れる土地であっても、高度地区の高さ制限により計画上のボリュームが頭打ちになることがある。逆に最低限度を定める高度地区では、一定以上の高さの建築が求められる場合もある。制限の具体的な数値や算定方法は自治体の都市計画で定められる。
実務での使われ方・調べ方
高度地区の指定は、自治体の都市計画情報や都市計画図で確認する。調査では次の点を押さえる。
- 最高高度地区か最低高度地区か、区分(第一種・第二種など)を確認する
- 斜線型の制限が併用されているかを確認する
- 容積率を消化できる高さが確保できるかを概算する
関連用語
よくある質問
高度地区と高さ制限は同じものですか
高度地区は高さ制限の一種だが、建築基準法の斜線制限や絶対高さ制限とは根拠が異なる。複数の高さ制限が重なる場合、最も厳しい制限が適用される。
高度地区はどこで調べられますか
自治体の都市計画窓口や都市計画情報の公開システム、都市計画図で確認できる。用途地域とセットで指定状況を確認するのが実務上の基本である。
R.E.DATAでの効率化
R.E.DATAは、用途地域や各種制限を含む土地の規制情報を効率的に収集・整理できる。仕入れや開発前のボリューム検討を素早く進めたい場合は、調査・業務改善の機能を参照されたい。
WRITTEN BY
TRUSTART編集部
TRUSTART JOURNAL 編集部


