川上物件は、市場に出回る前の物件情報を表す業界用語である。情報の上流にどれだけ近づけるかが、仕入れの優位性を決める。
川上物件とは
川上物件とは、一般の不動産ポータルサイトや広告で公開される前の、流通の上流段階にある物件を指す業界用語である。物件情報が売主から市場へ流れていく過程を川の流れに例え、公開前の段階を「川上」、広く公開された段階を「川下」と呼ぶ。川上の段階で物件を仕入れられれば、競合が少ない有利な条件で取引できる可能性が高まる。
仕組み・背景
物件情報は、売主の売却検討から、元付業者による預かり、レインズ登録や広告掲載を経て、一般市場へと流れていく。この流れの上流ほど情報を持つ事業者が限られ、下流に行くほど多くの買主の目に触れる。川上物件を確保するには、売主や元付業者との関係構築、相続・税務などの相談を起点とした接点づくり、所有者情報をもとにした能動的なアプローチが重要となる。
実務での使われ方・調べ方
川上物件の確保は、情報の上流に近づくことが要点となる。着眼点は次のとおりである。
- 売主・元付業者・士業など上流の情報源との関係を築く
- 相続・住み替えなど売却動機の早い段階で接点を持つ
- 所有者・登記情報を活用して能動的にアプローチする
関連用語
よくある質問
川上物件と未公開物件は同じですか
近い概念である。いずれも一般市場に広く公開される前の物件を指す。川上物件は情報の流通段階に着目した言い方で、上流ほど競合が少ない傾向がある。
川上で物件を仕入れるには何が必要ですか
売主や元付業者など情報の上流との関係構築に加え、相続・住み替えなど早い段階の売却動機を捉えることが有効である。所有者情報の活用も鍵となる。
R.E.DATAでの効率化
R.E.DATAは、所有者・登記情報を効率的に収集・整理し、上流でのアプローチを支援する。川上物件の仕入れ力を高めたい場合は、不動産仕入れ・営業向けの機能を参照されたい。
WRITTEN BY
TRUSTART編集部
TRUSTART JOURNAL 編集部


