TRUSTART

ノンリコースローン(のんりこーすろーん)

ノンリコースローンとは、返済の原資を特定の事業や資産が生む収益・処分価値に限定し、それを超えて借り手の他の財産に返済を求めない融資である。不動産投資や証券化で用いられる。

金融・与信・担保
公開: 2025/10/24
· 4 min read
投資家向け#担保#証券化・流動化
ノンリコースローン

ノンリコースローンは、返済の責任範囲を特定資産に限定する融資形態である。不動産投資や証券化のスキームを理解するうえで欠かせない概念である。

ノンリコースローンとは

ノンリコースローンとは、返済の原資を特定の事業や不動産が生み出す収益・処分価値に限定し、それを超えて借り手の他の財産に遡及(リコース)して返済を求めない融資をいう。日本語では「非遡及型融資」と訳される。これに対し、借り手の全財産に返済責任が及ぶ通常の融資を「リコースローン(遡及型融資)」という。不動産投資や不動産証券化のスキームで用いられる。

仕組み・背景

ノンリコースローンでは、対象不動産が生む賃料収入や売却代金が返済の原資となり、万一返済が滞っても、貸し手は原則として対象資産からのみ回収する。借り手は、対象資産以外の財産にリスクが及ばないため、リスクを限定して投資できる。一方、貸し手は回収リスクが対象資産に集中するため、金利が相対的に高めに設定され、対象資産の収益性・処分価値の厳格な評価が求められる。

実務での使われ方・調べ方

ノンリコースローンは、対象資産の収益力評価が要点となる。着眼点は次のとおりである。

  • 対象資産が生む収益・処分価値を厳格に評価する
  • リコース/ノンリコースの責任範囲を契約で確認する
  • 金利水準とリスク限定のバランスを検討する

関連用語

よくある質問

ノンリコースローンとリコースローンの違いは何ですか

ノンリコースローンは返済を特定資産の収益・処分価値に限定し他の財産に遡及しない融資、リコースローンは借り手の全財産に返済責任が及ぶ融資である。

なぜノンリコースローンは金利が高めなのですか

貸し手の回収が対象資産に限定され、回収リスクが資産に集中するためである。そのリスクを反映して、通常の融資より金利が高めに設定される傾向がある。

R.E.DATAでの効率化

R.E.DATAは、物件・賃料・取引データを効率的に収集・整理し、対象資産の評価の前提情報をそろえる。投資・担保判断の材料を整えたい場合は、データ分析・担保評価向けの機能を参照されたい。

TRUSTART編集部

WRITTEN BY

TRUSTART編集部

TRUSTART JOURNAL 編集部

用語集トップへ戻る

関連する用語